SICF25に出展して思うこと
SICF(スパイラル・インディペンデント・クリエイターズ・フェスティバル)
2021年12月に立ち上げた『MENTOSEN』の世田谷のお店以外でお披露目は、昨年のSPM(スーパー・ペーパー・マーケット)以後久しぶり。
SICF25、MARKET部門に展示参加してきました。
https://www.sicf.jp/information/
SICF(スパイラル・インディペンデント・クリエイターズ・フェスティバル)は、東京・南青山にある複合文化施設「スパイラル」が若手作家の発掘・育成・支援を目的として2000年から開催しているゴールデンウィーク恒例のアートフェスティバルです。
公募によって選出された、さまざまなジャンルのクリエイターが一堂に会し、作品展示やプレゼンテーションを行ないます。
とSICFのウェブサイトのページに記載されています。
MENTOSENのブースは曲線折り紙の壁面装飾-結構折るのが大変でした
ジュエリーは語るに足るモノ
コロナ禍中の2021年12月に立ち上げたMENTOSENのコレクションは、これまで自分たちの店頭で売っていくことを中心に活動してきました。
2年半近く経ち、私たちが「なぜこういうジュエリーをつくるのか」?
「つくっていかないといけない」と考えているのか?
少しずつ世の中に、知ってもらう必要があるだろうと思い、SICFに応募してみました。
会場では、デザインの仕事に関わっている方なども多く、デザインの文脈でのお話がたくさんできたことが、とてもうれしく、意味ある時間でした。
ジュエリーは素材価値だけではなく、むしろそれ以外のところこそ語るに足るモノだと思うんですよね。
それを知ってほしい。
チームでつくる
ひとりでデザインし、ひとりでつくり、ひとりで販売し...
いわゆる「インディペンデント クリエイター」?
デザインは二人で、あるいは時としてほかのアーティストと一緒にやることもあります。
職人は、超一級の腕前。
様々な人たちが関わって出来上がっています。
ものづくりをやって来て、
今の社会に生きる人にとって、いいプロダクトは、いいチームでつくるしかないとしみじみと思うのです。
「手段」と「目的」
また、私たちのモノはデジタルを使ってデザインしているし、3Dプリンターや切削機を使っているけれど、出来上がっているモノには、つよいデジタル性を感じなかもしれません。
一方で、私たちはデジタルを面白く使って今までにないものづくりをしたいと考えています。
それは、やっぱり新しいテクノロジーを使うことで起きるワクワク感は半端ないからです。
けれど、最終的にその手段が目的になってしまっていないか?
つまり「テクノロジーを使いたいからデジタルを使う」ということにならないように、気をつけなければ...と思います。
ものづくりに熱中しながらも、一方で人を温かいまなざしで見ていくこと。
新しい社会の扉を、少しずつ開けていくこと。
それらをこれからも忘れずにものづくりをしていきたい。
そんなことを思うSICF25の参加でした。